中国のハリーポッター
   
  映画にもなり世界中ですごい人気のハリーポッターは、中国でも同じである。
  日本ではこの秋にようやく第4巻が出版されるようだが、中国ではずいぶんと早いうちに
 出版されており、わたしの彼女などは喜んで読んでいた。 
  下の写真が、中国で出版されているハリー・ポッターのシリーズである。 

  
 
  シリーズものであれば、続きを読みたいと思うのはどこの国の人も同じであろう。
  私の彼女も、 
 「はやく5が出ないかなぁ、5巻読みたい、5巻読みたい」とよく言っていた。
 1,2,3は一緒の時期に翻訳されたらしい。そのため、一度に買うことができた。
 4も、しばらくしてすぐ出たのだ。
 5は、いつまでたっても出なかった。
 だから街に行くたび、本屋を見て回っていたのだが・・・。

 2002年8月のある日、下のような本を見つけた。
 
「おお! とうとう第5巻が出たんだ!!」  題は、『ハリー・ポッターと大漏斗』。  原題は、『Harry Potter and Filler of Big』  私はさっそくそれを買い、もって帰って彼女に見せた。  大喜びで読み始める彼女。  ところが・・・・・・・。  「ハリー、いっつも家でいじめられてる。前と同じ。かわいそう」  「いじめられ方も、前と同じ。」  「・・・? その後、おじさんに閉じ込められるところも、前と同じ・・・」  「・・・・・??なんか、変なのが出てきた。あれ?」  「・・・・・・友達に助けられてる??!! なんか、これ、読んだことあるかも・・・????」  なんだか、内容が以前読んだものととてもよく似ていると言う。  私は、ドタバタでよくあるパターンかなと思い、さらに読んでみることを勧めた。  が、彼女は2章の途中まで読んで本を放り投げた。  「これ、2巻と同じだよ!」と。  ここまでくればわかると思うが、この本、中国で誰かが勝手に作った海賊版である。  表紙には、ちゃっかりと「[英]J・K・羅琳 著」「鄭須弥 訳」って書いてある。  おいおいおい、うそじゃねぇーか。  しんじらんねぇ。  まっかな偽物だ!  慌てて一巻から4巻を調べてみると、「[英]J・K・羅琳 著」は同じ(当たり前)だが訳者が違う!  「馬愛新 訳」ってなっている。  出版社も調べてみた。  1巻から4巻が「人民文学出版社」であるのに対し、偽物は「上海訳文出版社」なのだ!!    「出版社や訳者が違うんなら買う前に気づけよ」  そういう言葉が聞こえてきそうだが、本の装丁は、紙の質も含めて全く同じものなのだ。  まさか偽物があるなんて思ってない。買ってしまう人は、私以外にもかなりいたんじゃないだろうか。    ただ、中の挿絵を注意してみると、おかしなものがあることに気づく。  これなんか、ひどい。  
 ぶんぶく茶釜である。 なんでハリー・ポッターにぶんぶく茶釜が出て来るんだ!!??  さて、以下のような関連情報もある。私が買ったもの以外にも、まだあるのだ!  中国って国のすごさを、これ見て思い知って欲しい。リンク切れないうちに。  関連情報