グーグルマップとグーグルアース
衛星写真にGPSトラックを表示

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グーグルマップとグーグルアース
GoogleマップにGPSトラックを表示
Google Earthで衛星写真を立体表示
Googleマップで見るサトシンの軌跡
Google Earthのデモ・ビデオ

グーグルマップとグーグルアース

 Googleマップはインターネットの地図情報サービスの一つで、地図の配信の他、地図と同じ地域の衛星(サテライト)写真(地域によっては航空写真もある)を見ることができます。下の地図は手稲山頂上付近のGoogleマップをこのホームページに取り込んだものです。右上の「航空写真」ボタンをクリックすると、人工衛星から写した写真が表示されます。「地図+写真」ボタンをクリックすると、両方重ねて表示されます。さらに、「地形」ボタンをクリックすると、20m間隔の等高線とともに地形の凹凸が陰影つきで表示されます。
 左の「コントロールバー」の+-ボタンで地図の拡大・縮小、矢印ボタンで移動ができます。また、マウスのドラッグでも移動ができます。
 Googleマップの優れているところは、地域によって表示されないところがありますが、詳細地図に10m間隔の等高線が示されることと、衛星写真が高解像度であることです。(なお、「地形」の等高線はどの地域でも表示される)。もっとも解像度の高い衛星写真では立木の一本一本まで見分けられるほどです。上の地図で衛星写真を表示して拡大してみてください。同じ地図情報サービスのYahoo!地図情報でも航空写真を表示できますが、立木の区別ができるほど解像度は高くありません。
 一方、グーグルアース(Google Earth)は、地図、航空写真、地形などを組み合わせた空間情報を表示する無料ソフトです。ここからダウンロードできます。地図ソフト「カシミール3D」の「カシバード」のように、標高データを使って衛星写真を立体表示することができ、その上にGPSトラックログを重ねて表示することができます。

GoogleマップにGPSトラックを表示

 GoogleマップにGPSトラックを表示することが最近、簡単にできるようになりました。後に述べるkmlやkmz形式のGPSトラックファイルを読み込めるようになったからです。実際には、Googleマップの検索窓にkmlかkmzファイルを指定したurlを書き込んで検索ボタンを押すと地図の上にトラックが表示されます。試しに、次のurl
http://sapporo.cool.ne.jp/shinri/tracklog/izari.kml
をコピーしてGoogleマップの検索窓にペーストし、「地図を検索」ボタンを押してみてください。漁岳のGPSトラックログが表示されるはずです。なお、GPSログの座標系はWGS84になっていなければなりません。
 また、GoogleマップはAPI(Application Programming Interface)が公開されているので、他のアプリケーション(ソフト)から利用することができます。上の地図もAPIを使ってホームページに取り込んでいます。
 APIを利用してGoogleマップ上にGPSのトラックログを表示するソフトtrk2goolgemapsがあります。また、GPSトラックログをGoogle Earthに表示するソフトtrk2kmlもあります。
 trk2goolgemapsなどのAPIプログラムを使うには、使う人がマイクロソフトからAPI Keyを取得する必要があります。trk2goolgemapsにGPSトラックログ・ファイル(拡張子が”trk”のファイルのみ)を読み込むと、自動的にGoogleマップを表示するhtmlファイルができます。また、このhtmlの中にはトラックログをGoogle Earthに表示する機能も組み込まれています。


このようにGPSのトラックログが地図と衛星写真上に表示される(豊羽元山から無意根山)

 trk2goolgemapsに読み込むことができるGPSトラックログは拡張子が”trk”のファイルだけなので、”pot”など他の形式で保存してあるログファイルは、一旦、カシミール3Dに読み込んでから”trk”ファイルとして保存する必要があります。
 さて、上の図は豊羽元山から無意根山に登ったトラックログをGoogleマップ上に表示したものですが、地図がトラックより北側に大きくずれているのが気になります。カシミール3Dと国土地理院の「ウオッちず」の組み合わせでは、ほぼ正確に表示されるので、トラックログが間違っているためではなく、Googleマップの緯度経度が間違っているためです。一方、衛星写真の方は、少し西寄りにずれていますが、数メートルの違いです。地図や衛星写真とトラックログのずれは地域によって異なります。
 衛星写真を拡大してゆくと、地形や木立の様子がつぶさに分かってたいへん面白いです。赤い屋根の山小屋などははっきりと確認できます。とくに、上のような雪景色の写真だと、スキーのルートを実際に見ているようで楽しめます。しかし、衛星写真が雪景色とは限らず、また解像度が低いものがあるので、全てのトラックログを楽しめるわけではありません。一方、地図の方も10m等高線が表示される部分と表示されない部分があり、緯度経度のずれとともに改善が望まれます。
 詳しい衛星写真が表示される地域であれば、過去のトラックログを表示して楽しむだけでなく、はじめて登る山のルート設定にも使えるかもしれません。地図に載っていない林道もわかるので役に立ちます。

Google Earthで衛星写真を立体表示

 Google Earth上にGPSトラックログを表示するには、まずtrk2kmlを起動し、トラックログファイル(trkファイル)を拡張子が”kml”あるいは”kmz”のファイルに変換します。次に、[ファイル]-[開く]でkmlあるいはkmzファイルを読み込みます。すると、立体表示された地球が回転したり拡大しながら、最終的に次のような画面になります。


Google Earth(英語版)でGPSトラックログを3次元表示し、回転、傾斜させたところ(札幌岳 冷水沢ルート)

 操作の仕方は、右上にマウスポインターをもって行くと、コントロールバーが表示されますから、これで操作します。上に横になっているバーが傾斜角、その下の円が画面の回転、その右が拡大縮小をコントロールします。回転はマウスでドラッグして動かします。画面の前後左右の移動は矢印のクリックだけでなく、マウスによる画面のドラッグでもできます。詳しくはこちらを見て下さい。
 Google Earthの楽しい機能の一つに「オートスクロール」があります。画面をマウスでドラッグして、動かしたい方向に突き放すと、画面がスクロールし始めます。まるで飛行機の上から地上を見ている感じになります。
 また、[ツール]-[ツアーの再生]でGPSのトラックに沿ったスクロールをします。このとき、トラックがスムーズでないと画面が大きく揺れます。スクロールを止めるには画面をクリックします。なお、あらかじめ画面を45度程度に傾けておかないと、ツアーの再生は始まりません。
 最新のGoogle Earthでは地図を重ねて表示することもできます。サイドバーのレイヤーウィンドウの項目にチェックを入れると、その項目が表示されます。しかし道路の場合、表示されるのは国道だけのようです。

 すべての地図を重ねるにはGoogle Map Overlayを使います。Google EarthにGoogleマップの地図を重ねることができます。Google Map OverlayではGoogle Earthにmapover.kmzというファイルを読み込みます。この機能では、地図と衛星写真の緯度経度がずれていると、おかしなことになります。


Google Earth(英語版)に地図とトラックログを重ねて表示(札幌岳)
(最近のGoogleマップでは等高線の表示は最大表示でないと出なくなりました)

 Googleマップで見るサトシンの軌跡

 それでは実際に、GoogleマップでGPSトラックログがどのように表示されるか、見てみましょう。しかし、trk2goolgemapsが作ったhtmlファイルはブラウザによっては正常に表示されないことがあるようです。正常に表示できるブラウザを選んでください。サトシンはFirefoxを使ってますが、最新のGoogle Earthをインストールして以降は、うまくいっています。
 サトシンの山スキー トラックログの中から、地図に等高線が出て、衛星写真が雪景色のルートをいくつか選んでみました。
奥手稲山の家 送電線ルート
 奥手稲の山の家には通常、春香小屋から夕日の沢経由で行きますが、クラシックコースである旧送電線下経由で行ってみました。途中、道を間違えて大きくルートから逸れているのは、御愛嬌です。コンパスを目標に向けて切っていないと、こういうことになるという例です。
無意根山 豊羽元山ルート
 このルートでは上部で地図の等高線がなくなったり、地図と衛星写真の緯度経度がずれていたり、あまりよい例ではありませんが、衛星写真がきれいです。下りのトラックです。
札幌岳 冷水沢ルート
 登りと下りのトラックログを示しています。沢の源頭で曲がっているトラックが登りです。先行者のトレースを拝借したので曲がりました。方向が違うのはわかってましたが、ラッセルするよりは楽ですからねー。

Google Earthのデモ・ビデオ

 さて、Google EarthでGPSトラックログの立体表示はうまく見れたでしょうか。見れなかった人やお急ぎの人のためにビデオを作りました。
 宇宙から見た地球から始まって、札幌岳の冷水ルートを表示し、回転・傾斜した後、ツアーが始まります。トラックログの点を減らして、なるべきスムーズにしたのですが、まだツアー画面がガクガクしています。それではこちらをクリックしてご覧下さい。実際の画面はもっと大きくて迫力があり、(PCが早ければ)スムーズに動きます。