13.  JR飯田線オメガカーブを攻める

 朝5:00すぎ、目覚ましがなる。まだ外は暗く、気温はたいそう低い。寝ぼけマナコをこすりつつ布団を出て大至急出発の準備をする。前日は年賀状の版画彫りのため夜遅かったのでたいそう眠い。あまりの寒さにガタガタ震えながら車に飛び乗り、長野駅を目指す。なんとなくちらほらしてるな〜と思ってよく見ると雪がちらついているではないか。寒いはずである。居眠り運転とおぼしき車が前を走っており、かなりイライラする。この時間はやっぱり危険な車がおおいので注意しなくてはならない。

 なんやかんやで長野駅に到着。大阪からの夜行高速バスは定刻に到着し、かめこはけなげにも「歓迎(してください)」の紙を作り、車にどかどかと乗り込んでくる。先日のアド茶ナベパーティーin 横浜の時にも、北海道の時にも作っていたので、これは定説・・じゃなくて定番になりつつあるのである。朝6時の長野は気温が低くてものすごく寒い。

 松本に9時に集合ということだったので時間がまだあり、どーしよ?という話をしながら朝食をとり、ひとまず善光寺さんをめぐることにした。善光寺さんでは早朝にも関わらず結構な人がおり、7時すぎとはとても思えない。戒壇めぐり(善光寺さんの本堂の下に真っ暗なトンネルがあり、途中にある鍵をさわれれば極楽浄土に行けるとされている、善光寺さんの超人気スポット)などをしていると時間はアッという間に過ぎ、松本へ向けて高速をとばす。

 松本ではすでにテヅカン(高校の友人)とその彼女、めぐちゃんが到着していた。案の定しゅうぶ(同じく高校の友人)と彼女のひろみちゃんは約40分ほど遅刻し、みんなのひんしゅくを買う。集合してすぐに高速をとばし、一路飯田をめざす。
 JR飯田線、元善光寺駅にて車を置き、軽装になって列車を待つ。こんなにドキドキするのはひさしぶりである。ホームで準備体操をしながらいろいろな思いが頭の中を去来する。列車はやがてその姿を見せ、僕たち6人は列車に乗り込む。列車は隣の駅、伊那上郷(いなかみさと)に到着!かめこ、テヅカン、しゅうぶ、そして僕の4人は列車を降り、いよいよ走り始める。列車と人間のいささか無謀とも思える競争だ。地形についてはよく調べていなかったのだが幸い下り坂になっており、快晴の天気のもと、快調に走り抜けていく。やはりケニア出身(他称)のしゅうぶは速い。テヅカンもぐいぐいと走っていく。少々信号無視などしながら(だめですね〜)4人はひたすら下山村の駅をめざす。約2kmを14分で走り抜けなくてはいけない。いまごろめぐちゃんとひろみちゃんはガタゴトゆれる列車の中で飯田の町をながめていることだろう。坂を下り、橋を渡り、国道を走る。以外と速く走れたようで一度道を間違えたのだが3分ほど前に下山村の駅に着くことができた。ひっさびさに走ったので足の筋肉がだるい。列車は2人をのせて到着し、ガタゴトと走り抜けていった。

 が、ここで終わってはおもしろくない。再び同じ道を走って帰るぞ法案が提出され、国会でそれは強行採決された。しばらくして逆方向から列車がやってきて、女の子3人をのせ伊那上郷方面に走っていった。男3人は再び伊那上郷向けて走り始めたのである。帰りはひどい坂道。だらだらとつづく坂道はまさに「心臓破りの坂」であった。呼吸が苦しく、頭が痛む。足もだるい。それでもなんとか下山村の駅に到着。しゅうぶは約9分も早く駅に到着。僕は約7分、テヅカンは約6分を残しての到着となった。その列車は飯田で対向列車の時間待ちをする関係で行きより5分時間がかかったのでよけいに時間が余ったのであった。列車はやがてその姿を見せ、6人は列車の中で再び合流し、元善光寺の駅へ。(→到着後の写真撮影会の模様はこちら)

 14時を過ぎていたので腹が減っており、車で飯田駅前の「新京亭」へ。ここはうまいラーメンとギョーザが食えるということである。ギョーザを頼むといかにもおいしそうなギョーザが運ばれてくる。焼きギョーザなのだが、口にふくむと非常にモチモチしており、皮の中からジューシーな肉汁があふれ出し、まっこと旨い!瞬く間にみな食い尽くしてしまった。ラーメンもきしめん風のコシのあるメンだったがだしの効いたスープと絶妙にからみあい、なかなかの味である。チャーシューもよろしい。ばくばくとみんな食い尽くした。
ホワイトをたべるテヅカン  

  ところで「ホワイト」って何でしょう?メニューの一つにあったんだけど・・・。テヅカンがなんなのか体を張って注文してくれた。それは単なる「ごはん」、別称「ライス」であった。

店を出てからは飯田駅の観光案内所で教えてもらった和菓子の店に立ち寄り、さらに食う。うまいだんごやらが食えるのだ。よー食いますわ。ホンマに。
 店に時計を忘れてなぜかさわやかに戻ってくるしゅうぶ

 運動してメシ食って・・・となると次は温泉である。伊那谷道中という温泉があったのでそこに行き、温泉に入る。飯田駅前の観光案内所で割引券をもらっていたので600円→550円になった。なかなかまろやかなお湯で肌の当たりがよい。洞窟風呂は神秘的な趣があり、雰囲気も良い。なかなかこれはヒットであった。洞窟風呂は偶数日男湯、奇数日女湯となるそうだ。露天風呂はひろびろとしていて熱くなったら冷たい風にあたればよいのでそれはそれは快適であった。予想以上に良い温泉にまったりとし、時間も遅くなってきたのでみな解散。非常に楽しく充実したひととき(運動してメシ食って温泉・・)を過ごさせて頂きました。

− 完 −

【以下はかめこが帰宅してからアド茶ネットに投稿した文章の引用です】

 昨日の夜の、大阪駅発、「アルペン号」(夜行バスです)で、長野に行って来ました。いまは、もう、奈良のおうちにいます。0泊2日の長野への旅、いやぁ、楽しかったッス。

詳しい報告は、また、管理人さんから入ると思いますが、飯田線の「オメガカーブ」に挑戦してきました。

・飯田線オメガカーブを制する (オメガカーブとは?→地図はこちら・・・)
  飯田線は長野県南部を縦断し、豊橋へぬける長い線です。飯田市付近は市街地を
ぐるっと迂回してJRは走っており、さながら「オメガ」の形をしていることから、
「オメガカーブ」と呼ばれます。伊那上郷(いなかみさと)から下山村(しもやまむ
ら)までは直線距離でおよそ1.8km。JRはおよそその3.5倍、6.4kmか
けて走ります。JRで伊那上郷を下車後、JRがぐるっとまわってくる間に走って下
山村まで走り、同じ電車に追いつこうというもの。飯田には美味しい店もありそうだ
し、温泉も近くにあるしこれから狙い目です。

                (アドベンチャー茶道部のHPより、引用)
 
伊那上郷の一駅手前の、「元善光寺」から、電車に乗り込み、一駅で下車、そこからレースは、スタートしました。メンバーは、しみちゃんのお友達の、テヅカン&彼女(めぐちゃん)、しゅうぶくん&彼女(ひろみちゃん)、そして、しみちゃん&かめこ(期間限定、1日限りのカップル)の6人だったのですが、めぐちゃんと、ひろみちゃんは、ずっと電車に乗っていて、下山村で合流することになりました。
 電車がまわってくる時間は、15分間。最初こそ、下り坂だったことも手伝って、みんな冗談言い合っていたけど、それもつかの間、へとへとになってきて、私は、「オクレかめこ」になってしまいました。でも、しみちゃんが伴走してくれて、頑張って走って、なんとか間に合いました。ほんと、ふぅーーーって感じだったな。
 下山村の駅で、電車に乗ってやってきためぐちゃんと、ひろみちゃんと会えてうれしかったな。

 帰りは、私は、女の子らしく電車で戻ったのだけど、男衆3人は、今度は逆走で、走って帰ってました。よくやるよ、ほんとに。でも、今度、伊那上郷の駅で、3人の姿を電車から見つけたときは、ちょっと頼もしいヤツらに見えました。

そんなこんなの、長野でした。

みなさんも、機会があれば、ぜひ1度、挑戦して下さい。
なんだか、ちょっと、征服感があります。

おわり

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