16. 佐渡よ今年もコンニチハ〜佐渡島ツアー2001
また、あの盆が近づいてきた・・・。忘れもしない昨年、泣きそうなほどの日焼けの痛みと暴風と格闘したあの日々・・・。また性懲りもなくそれを繰り返そうというのか・・・。
今年もやはり佐渡でした
7月某日、気がつくと私はパソコンに向かい、とある日程表を作成していた。タイトルは「佐渡島ツアー2001」。数ヶ月前の会議(実はただの飲み会)で多数を占めた佐渡に今年も行くことになったのだ。能登や新潟県沖の粟島なども案にでていたが、勝手知ったる佐渡がやはりいいのではという意見におちついていた。昨年作った行程表をパクリながら私は着々と昨年とあまりかわり映えしない行程表を仕上げていった・・・。
8月10日(金)夜
いよいよ決行のときがせまった。私は夜逃げと間違われないかとひそかに心配するほど車にキャンプ用品を詰め込み、10時半、闇の中を出発した。尼崎から横澤がはるばるやってきて直江津で合流をするのでそのための先発である。他のメンバーは約2時間後に出発の予定であった。ぽつぽつと雨がふってはいたが、毎年この時期本土は雨が降っていても佐渡は晴れる。たいした根拠はないが「そうだ、そうにちがいないのだ!」と考えているうちに本当にそう思うようになってきた。単純なヒトである。上信越道は盆前ということもあり、それなりに交通量は多かったが順調そのもの。たまーに「眠ってるんちゃうか?」と思うようなくねくね運転をしているヒトを見かけた以外はたいしたこともなく直江津についた。
8月11日(土)
直江津についたのが11日(土)0:15。横澤はサンダーバード45号19:27大阪発で途中富山乗換、夜行の急行能登で直江津に0:21着である。ふらふらと改札に行くとまもなく急行能登は静かにホームに滑り込み、やがて横澤がのしのしと階段を上ってきた。にこやかに挨拶をかわし、車にのりこむ。遠くからきたごほうびに冷えたビールを一本。(もちろんドライバーは飲めない。)横澤の長いため息。「うまい」の一言。私は普段ほとんど酒をのまないがこういうのを見ると無性に飲みたくなる。フェリーの中でのお楽しみにとこのときはぐっとこらえることにした。
直江津港までは駅より数分。午前3時20分のフェリーにはまだまだ早い。とりあえず車をとめ、ターミナルで待つことに。そろそろ他のメンバーも出発したころだと思い、電話をしてみると・・・な、なんと久保の車(同乗者:内山・佐藤・戸堀)はまもなく上越のインターをおりるというではないか。いったい何時に出たというのか?もう一台の西沢車(同乗者:手塚・鈴木(め))は妙高のインターをすぎたところらしい。いやいや、みなさん早くていいことです。じつは西沢車も早いうちに出発していたのだが、某T氏が財布を忘れたとかで一回引き返していたらしい。
そうこうするうちに久保車が到着。遅れること約30分、西沢車も到着した。乗船手続きをすませていると毎年恒例、そば屋がオープン!腹も減ってきたのでそばをすすり、乗船に備える。午前3時過ぎとはいえ夏休みを佐渡で過ごそうという人々でフェリー待ちの車はいっぱい。車のアイドリングが熱風のかたまりとなり、空気にさらに蒸し暑さを加える。まもなく乗船は開始され、車は一台、また一台とその巨体に吸い込まれていった。
今回は昨年の寒かった経験をもとに全員毛布や寝袋などちゃっかり持参。そう、なぜか知らないが冷房がいつも効きすぎて眠れないほど寒くなるのだ。寒くなってから放送で「毛布の貸し出しをしております。1枚100円・・・」。佐渡汽船の陰謀には乗らないのである。周りに寒がっている人々を横目にほくそ笑みつつ、これまたちゃっかり持参してきたビールで乾杯!まだ出港していないというのにすでに一杯の2等ではやばやとはじめてしまったのである。ほどよく酔いがまわったところで就寝。ムリは禁物である。
佐渡汽船の中でございます
佐渡おけさの曲とともに眠りの底から目覚める。まったくもうすこしすがすがしい曲でおこしてくれないものか。毎年のことだがやはり慣れない。周りをみるともうかなりの人が車に戻っているようだ。眠い目をこすりつつ車に戻る。フェリーは朝5時50分、静かに港に滑り込んだ。
佐渡の朝は早い。道を走っていると少年少女たちが道ばたで遊び、農民たちがすでに一仕事おわったといわんばかりに一休みして話をしている。毎度ながらオドロキである。車は順調に佐和田をすぎ、相川のやっぱりいつものセーブオンに到着。道を挟んで反対側をみると「ワイドブルー相川」という建物。どうやら日帰り温泉施設らしい。帰りに行けたら行こうかなどと話しつつ心の中では「日焼けでヒリヒリで行けるわけないわい!」とひそかに思っていた。ワイドブルー相川の横には何が目的かよくわからない公園のような海を見る展望デッキ(?)のようなところができていた。せめて気分だけでも海の気分にとのことでコンビニで買ったオニギリをもってそこへ。すがすがしい朝であった。と・・、そこへ戸堀。彼は昨年もカップラーメンだったが、やっぱり今年もカップラーメンであった。しかも激辛系かよ。オイオイ・・・。

相川を後に海沿いのくねくね道をいくとやがて例年のキャンプ地、「入崎(にゅうざき)」へ。外海府といわれる、佐渡の北側にある入崎は遠く日本海を隔てて向こうはロシアである。佐渡の中でも辺境にあたるため、人口も少なく、海は大変ウツクシイ。ちょっと風が強いのが難点だがけっこうお気に入りの場所なのである。
みんな段どりいい〜♪
入崎到着後は早速手続きをしてテント設営。今回はテント3張、タープ1張で合計4張もの設営になる。昨年の経験から1時間くらいかかるだろうとたかをくくっていたのだが、今回は皆、動きが違う。あれよあれよという間にテントは設営され、ちょっとしたテント村ができあがった。毎年のことでコツをつかんできたのか?皆大変すばらしい動きであった。昨年風に悩まされた経験からペグとロープの本数を増やし、しっかり固定。かなり頑丈なものになった。昨年はアホなことにペグを忘れてきたためにテントが風にとばされないよう必死だったのだ。
さらに例年、夕方食料を買いにいくと食材がほとんどないことから今年はすぐさま買い出しに走る。まず近くの漁港でサザエ9個をゲット!!しめて1000円ちょっとであった。すかさず近くのスーパーへなだれ込む。商品棚には肉や野菜があるわあるわ。いつも買い占められていてわけのわからない肉を買ったことしかなかった我々は狂喜乱舞した。カゴにあれもこれもと肉や野菜を放り込み、翌朝までの食材を購入する。かなりの量にはなったが、それでも9人で割れば安いものである。まるで宝物を見つけた探検隊のように意気軒昂にキャンプ地へと戻っていった。
キャンプ場は朝来た時、前日の天候不良の関係で遊泳禁止になっていたのだが、心配した天気も私たちが着く頃には回復していたので、まもなく遊泳禁止は解除された。気温もかなり上がってきていたのでココロはもう海のことばかり考えており、買い物から帰るとすぐさま着替えて海へ。海の水はけっこう冷たい感じがしたが、水はやはり透明度が高い。なによりもゴミが流れていたり泡が浮いているなんてことがないのがすばらしい。さらに潮の味がそれほどきつくない。海なのだからたしかに塩味なのだが、いやな味もしないしべとつかないのである。これはなぜなのだ?佐渡だからこそなせる技か?難しい事はよくわからないがとりあえずそうなのだ。そんなとりとめもないことを考えながらぷかぷかと波に身をまかせる。ちゃぷちゃぷぽちゃぽちゃと自然の音が耳に心地よい。浮き輪につかまりちょっと目を閉じているといつのまにか眠ってしまいそうである。本気で寝てしまうと潮に流され、ひょっとすると沈んでしまうので油断は禁物である。

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腹が減った所で昼。一日は長いのである。スーパーで買ってきたやきそばを職人「戸掘」とその仲間達が手慣れた手つきで調理する。鉄板からはイイニオイがもわわ〜んとたちのぼる。テントの設営や海遊びなど体をうごかしているので腹が減る。これはうまい!!!鉄板に山盛りになった焼きそばが2回転分、あっというまになくなる。そばと具とタレが絶妙に絡み合う、それでいてワイルドなすばらしい味であった。
再び海へ戻る。かつて宮古島で買ったヤス(モリのようなもので先が3つに割れている)をたまたまもってきていたので水中眼鏡をつけてもぐってみる。いやー、ため息がでた。なんて豊かな世界なのだ。テレビで見る南太平洋などのように魚がうじゃうじゃいるわけではなかったが海草の林がゆらゆらとゆれ、その合間には魚立ちが隠れている。よく見ると大物も隠れていて、ヤスをもった私は狩猟民族の血が騒ぎ出してきた。そこからは息が苦しいのも忘れ、ヤスを魚めがけて突きまくる。やった!これはとらえた!と思って先をみるとなにもささっていない。小癪な!魚はなかなかすばしっこいのである。結局生きている魚をとることはできず、収穫はガラスの割れた水中眼鏡だけであった。トホホ…。力強い突きを繰り返したためにヤスの先からはシャープな形が消え失せていた…。
魚を釣るのだ
私とテヅカン・めぐちゃん・西沢の4人は一足早く海をあがり、近くの港へ移動する。今回初めての企画、「釣り」である。しかし皆、川釣りの経験は多少あっても海釣りの経験はほとんどなし。なんだかんだいってもやはり山国、長野県人なのである。そういう私も、海で釣りをした経験は生まれてから2回くらい。「海釣りはやったことない」と言った方がいいようなレベルなのである。それでもメンバーに大きな事をいって期待の無い冷ややかな視線を浴びながら出発した。
堤防では数名の人が釣りをしていて、少し離れた所に遠慮がちに陣取り、準備を開始する。仕掛は「サビキ」。海釣りの中でも超簡単といわれる、テクニックも何も要らない、釣れないと逆に恥ずかしい釣り方である。小アジよかかってくれ!と念をいれつつ糸を垂らす。10分、20分…なんだかんだしゃべっていたがだんだん会話がなくなる。となりの人たちはもう少し高度なテクニックを要する魚をちょこちょこ釣り上げている。初心者とはいえ、一番簡単な釣りでボウズにだけはなりたくない。ぬぬ…と海の中でほくそ笑んでいるであろう小アジどもの群れに向かい、念をおくる。だが小アジたちは我々になかなか微笑みかけてくれない。まあ、小アジが微笑むといってもあんまり代わり映えしない顔であろうが…。
近くの人に聞いてみると、もう少し暗くなってきてから釣れ始めるという。場所も向こうの方が釣れるかもしれないということで、私一人がそのまま残り、皆別の場所へ移動してしまう。「絶対ここで釣ったんねん!」と海の中でうごめく敵、小アジに向かって(恥ずかしいので小声で)宣言する。闘志はふたたびふつふつとわいてきたのである。
一人になって数分が経過したころ、初めてのヒット!元気よく動き回る魚を慎重に海から引き揚げる。リールを巻く手が次第に緊張を増す。やがてぷっくりした一匹の小さな魚が海の中からぶらんと顔を現わした。フグではないか…。これでは食えない。ガクっとしつつ、気を取り直してもう一投。しばらくしてまた魚がかかる。またフグではないか。小アジとサヨリがえさのまわりをうようよ動いているのは見えるのにやつらは小癪にも針にはひっかからないのである。フグを投げ捨て、さらに忍耐の時間が流れる。やがてフグとは違う一匹のすばらしく小さな魚がひっかかった。小アジではない。よく知らない魚なのであとで聞くとしてとりあえずクーラーボックスの中へ。その後しばらくして「お、これは大物に違いない」という当たり。慎重に引き上げるとなんとさっきの魚の少し大きい版ではないか。「小アジを釣るこの仕掛でなぜ小アジがつれないのだ」と天を仰ぎながら今度こそと糸を垂れる。今日は何度「今度こそ」と思ったかしれない。祈りが多少通じたのか、いれぐいではなかったがそれからちょこちょこと念願の小アジが釣れ始め、やっと仕掛本来の目的を果す事ができたのである。ちなみにさっきの魚はメジナというらしい。
他の二人は小アジを結構釣っており、9人全員の胃に入るくらいはなんとか確保できた。よかった。漁協で魚を買わないといけないところだった。暗くなってきたので撤収をし、キャンプ地へと戻る。それなりの量が確保できたので、一応胸を張って凱旋(?)した。

宴は始まる
キャンプ地では他のメンバーはすでに海からあがっており、くつろいでいた。期待していたように、野菜なども切ってあった。あとは魚の到着を待つばかりだったのである。いそいそと炊事場にいき、魚をさばく。といってもはらわたを出すだけの簡単なものだが…。魚をさばきおわると早速料理開始!サラダ油を熱し、あらかじめ塩を少しふった小アジを次々と上げていく。これがまた乾杯の前にちょっと練習していたビールに良く合う。揚がったものがつぎつぎと胃袋に消えていく。同じくして始まったバーベキュー、今年はいい肉がたくさん手に入ったので盛大である。七輪の上ではサザエの壷焼きとメジナの塩焼きがちりちりといい雰囲気を醸し出している。夕方にちょうど他の撤収するグループからさらにサザエやらフランクフルトやらいろいろ食材をもらったため、いやがうえにも食卓は豪勢なものとなった。酒もはいって宴はヒートアップし、ワイワイがやがや楽しい夜は更けていった…。
このあと、これまた盛大に花火大会が催されたのだが、私は電池が切れ、テントで爆睡していたのであった…。そういえば花火の音がパンパンシュワワ〜と鳴っていたような…。よほど疲れていたのかそんなことも気にならず、朝までグッスリオヤスミナサイであった。

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8月12日(日)
至福の朝を迎える
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目を覚ますととなりには戸掘の顔のアップが…。ネボケ頭で混乱しながら考えた。そうだ、佐渡に来ているのだ。昨日は一足先に寝てしまったのだ。眠い目をこすりつつ外へでる。海はベタ凪。曇ってはいるが静かな朝である。顔を洗ってから椅子を持ち出し、ゆったりと腰掛けて海をぼ〜っと眺める。なんてぜいたくな時間なのだ。せかせかと時間に追われる生活からするとずっとゆったりと時間が流れている気がする。そのうちに西沢もマットを持ち出して寝そべる。心地よい波の音とさわやかな空気の中でしばらく至福の時を過ごした。
やがて皆起き出し、朝食の準備をはじめる。あまった食材をナベにぶちこみ、味噌で仕立てる。闇ナベも真っ青…なんてことはないが、かなりいろいろなものが入った、栄養満点の味噌汁(?)ができあがった。鉄板の方では焼きそばの巨匠、戸掘が横澤・久保と朝から焼きそばをつくっている。焼きそばもスーパーで買っていた上にさらにいただいたのでかなりあまっていたのだった。
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焼きそばと味噌汁の豪華な朝餉を囲んだあとはゆっくりと後片付けをし、さっさとキャンプを撤収。朝泳ぐか泳がないかで多数決をとった結果、佐渡の観光にでかけることにした。それにしても撤収の早いこと。昨年より人数が一人多いだけだが、感覚では2倍くらい撤収が早かった気がする。いやー、みんなキャンプ慣れしてきた証拠だろうか?いいことである。

入崎をあとにし、来た時と同じように海岸沿いの細くくねった道を相川の方へと戻る。相川のはずれにある佐渡金山にいこうというのだ。おととしは佐渡では特に観光はなし、寿司を食べただけ。昨年は西三川ゴールドパークで砂金採りをし、小木で寿司食いっぱぐれる。というわけで、佐渡金山ははじめてなのである。
途中、まばゆいばかりに金色に輝くひまわり畑を発見し、ちょっと車をとめてみる。海の青と田圃の緑と非常に対照的な色の場所なので毎年気になってはいたのだが、なかなか車をとめる場所がなくて結局いけなかったのだ。しばしの休息を経てまたまた佐渡金山へ向けて出発。

西沢のホームページ「天文気象班HP→最近の中国娘体験記」に関連写真あり
少し山の上にあるそれは山が両手に迫る鬱蒼とした木々の中にあった。歩いているとものすごく冷ややかな風が時折通り抜ける。それは穴の前にきたとき決定的なものとなった。天然のクーラーか、涼しいを通り越して冷たいとさえ感じる風が穴の方から感じられるのである。入り口で入場券を買い、洞窟の中に入る。空気が冷たい。佐渡の金採掘の歴史を現わしたパネルや機械仕掛けの人形を見ながら洞窟を歩く。当時の悲惨な採掘の環境を目の当たりにしながら、外で金箔ふりかけ付のソフトクリームを食べ、佐渡金山をあとにする。

魚を食うのだ
ちょうど昼時なので相川で昼を食べる事にする。寿司寿司と叫んではいたが、お目当ての寿司屋は行ってみると超満員。さすがガイドブックにのっているだけある。ちかくにもう一件寿司屋があったが、非常にオヤジの態度が悪く、却下。なんじゃありゃと憤慨しつつ周辺をうろつく。商店街の中ほどに魚屋があり、そのとなりに定食屋を発見!魚屋のとなりにあるから美味いに違いないと勝手な理屈をならべ、その定食屋にはいる。寿司はないというが、さしみならあるというので、その定食をいただくことにする。おしゃべりでひょうきんなおばちゃんのトークを楽しみながら料理がでてくるのを待つ。先にでてきたイカの塩辛はこれまたうまい。私自身塩辛をあまり食べないほうだが、ごはんにのせてもっと食いたいと思わせるものであった。そのあとメインの刺し身登場。サザエの刺し身やその他魚の刺し身に舌鼓を打ちながら満腹になるまで食べた。海が近いというのはうらやましい。新鮮な魚が食べられるというのは本当に幸せなことだなあとしみじみと感じてしまった。
相川を後にした私たちは小木港へ向かう。途中、佐和田で「アルコール共和国、尾畑酒造」の看板を発見!そういえば先週ある坂城の会社でここに立ち寄った団体があったっけ。ちょっと悪知恵がうかび、車を急遽そちらへ向かわせる。西沢車とは不幸にもはぐれてしまったが、2台の車は尾畑酒造へ。ここは佐渡の地酒などを製造・販売しているところで、試飲もすることができる。某旅行会社の名刺を出しながら「先週○○という団体でお世話になりました」と営業トークを開始。これからもここへ来るのを予定している団体があったので、挨拶をしておいた方が良いという純粋な気持ちと、ちょっぴり別の期待をもってである。特に何も無く、車に戻って出発しようとするとお姉さんがナニヤラ袋をもってこちらに走ってくる。なんとおみやげをいただいてしまった。非常に気をよくした私は、頑張ってどんどん団体を送ろうと気持ちを新たにここを後にした。せっかくなので宣伝をしておくが、ここは佐渡の地酒の製造過程をビデオで見せてくれたり、試飲をしてから購入をすることができる。ほとんど全ての種類について試飲ができるので、気に入った味を見つけて買う事ができる。無料なのでトイレ休憩でもいいから気軽に立ち寄りたい。酒の好きな人にはたまらない場所であることには違いない。お土産にも非常によろこばれるだろう。帰りにちょっと立ち寄ってみると非常にいいかもしれない。いや、是非立ち寄るべきである。もう一度名前を言っておこう。「アルコール共和国、尾畑酒造」。この名前をよく覚えておこう。
佐渡よさらば
はぐれて先にいってしまった西沢車をおいかけ、小木港へ向かう。16:50発のフェリーまで30分ほどであったが、すでに待機場所はいっぱい。乗船がまもなく開始された。昨年はもう一本遅いフェリーでがらがらだったが、この時間のフェリーは一杯。先発で歩いて乗船した佐藤さんと戸掘に場所とりをしてもらい、車はゆっくり乗船。メンバーが多いとこんなときは便利である。
まだ明るいので船内をうろつく。この時になって天気が次第にくずれてきた。いやいや、よかった。毎年そうだが、この時期本土は雨が降っていても佐渡は晴れる。特に根拠はないのだが、本当にそうなるのである。さて、船内ではまた数名で宴が始まる。今回は本当に良く飲む。あまり酒を飲まない私でさえ飲みたくなる。不思議なものだ。シアワセである。心地よい酔いにまたまたまどろんでしまう私であった…。

直江津に着いた。どしゃぶりだ。どしゃぶりという表現では足りないほどの雨だ。前が見えなくらいすごい。途中上越のインター近くで夕食を食べようと思い、バイパスをおりて側道にはいるとまるで川のようになっている。エンジンが止まってしまうのではないかとひやひやしながらそこをぬけ、目的の場所へ。しかし店がしまっている。仕方なく道の駅あらいまで行き、ラーメンを食べる。ここがなかなかうまい店であった。ちょっぴり満足して雨がたたきつけるラーメン屋の軒下で解散式をし、みな解散。この会をずっと存続させることを再び誓った。来年も佐渡か、それとも他の場所か。私たちの至福の時間を求める旅はまだまだつづくのである。
− 完 −